寒波

21時40分。

帰ろと思ってチャリ押して事務所のビルを出たら、すぐ雪まみれになった。めっちゃ降っている。通りにも積もっていて時々通る車がゆっくりだった。心が急にわくわくしたので急いでチャリを事務所に置きに戻った。

100メートルぐらいウキウキ歩いたところで脇に抱えていた手紙を落としたことに気づいた。埋まったら朝まで発見されねーと青ざめて雪を靴の先で蹴飛ばしながら2往復ぐらい小走りしたら、道に刺さっているのを見つけた。回収して、見つけたポストにすぐ突っ込んだ。

雪にまみれてすき家に入ったら、下げられてないままの食器がそこここに並んでいた。ワンオペだ

メニューをうじうじ見てたら、おっさんが一人入ってきた。雪まみれである。その後すぐに若者が一人入ってきた。頭にヘルメットみたいな雪がのっている。ヘルメットじゃん。普段こんなに人来ないのに、今夜はみんな暖を求めて来たんだね。店員はマジで忙しそうである

大学のとき後輩が、店員が嫌がる客の行動第一位は来店って言ってたのを思い出して、フフッと思った。「店員が嫌がる客の行動第一位って知ってますか?」「ゲロ?」「来店です」「あ~」

友達がふとした時に言った言葉、僕は結構色んなときに思い出す。こういうときに思い出す言葉がぼくはとても好きである。

 

通りを北に行くとほとんど人通りもなくて、音もなくて、でも雪はざんざん舞ってるから楽しくて、こんな日はビール空けながら帰ったろかな!と思いついたけどとりあえず帰り道にコンビニは無いのであった

バス停に雪が積もっていたので傘の縁で削り落としたりしてたら、街路樹の枝に雪が積もっているのを見つけた。僕の家の犬が生きていた頃は、庭の木の幹を思い切り蹴って落ちてくる雪を大量に犬に浴びせていたものですので、ではここで一つと街路樹を蹴ってみたけど街路樹は固くて太い上に僕の革靴の底が薄いので足がとても痛く、枝からワンブロックの雪がファサ…と落ちるだけなのであった

 


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雪だるまだ。誰かが作ったんだね。かわいいね。

 

しんとした夜に雪がどんどん降って、これは数ある風景の中でもトップ3に入るぐらい好きだぞと思いながら雪を蹴りつつ歩くんだけど、でも信州の雪はこんなに水っぽくはないなとかも思う

今年なー、30になるんだよなー

最近はボスからも成長してるなって言われて飛び上がるぐらい嬉しかったりもするんだけど、でも僕は常に寝不足なんだよな

去年の秋、その後輩が登山+キャンプを僕の休みに合わせて計画してくれたのに僕が余裕なさすぎて前日にドタキャンしてしまったんですよね。こんなに楽しみな予定はないはずなのに

他にも大事な人達との予定をドタキャンにドタキャンを重ねて不義理を尽くして心が死にかけました

幸せかと問われると今のところ答えにつまる

一方で、どんな環境でも5年しがみつけ、そうじゃないとわかんないから、って修習のときある先生から言われて、まあそれはそうなんだろうなーと思う。この仕事、わかれば楽しいし、上限も無いからやり方次第で無双できると思う。

だから今年入れてあと3年、3年努力してそれでもまだ「幸せってなんなんだ〜」とかスタート地点にも立ってないようなウザいこと言ってるようなら生き方考えようと思ってます

期限切るとプレッシャーかかるね

まあなんだかんだ僕は頑張ってる僕が好きなので、ヌルっと続けていきそうな気もするなあ、

友人各位

今年もうざい電話をたくさんすると思うけどごめんね

 

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